Ibaraki – Rashomon
Mari’s score 79/100 pts.
イバラキ（茨鬼）はアメリカのバンド、トリヴィアムのマシュー・キイチ・ヒーフィー（ギタリスト/リードボーカル)によるソロ・プロジェクト。
Mrityuというプロジェクト名で、ノルウェジアン・スタイルのブラック・メタルをやろうという構想が10年前からあったが、今作でゲストミュージシャンでプロデュースもしているイーサーン（エンペラー）に自分のルーツの一つである日本を題材にすることを勧められ、日本的な要素とブラックメタルの要素を含むエクストリーム・プログレッシブ・メタルサウンドにし、イバラキ（茨鬼）という名前に変更する。この名前は鬼の中に、茨木童子（イバラキドウジ）という名前の鬼がおり、それにちなんでつけられた。
これはイバラキ（茨鬼）名義でのデビューアルバムで、2022年5月にリリースされた。
ゲストミュージシャンはネルガル（ボーカル）（ベヒーモス）
ジェラルド・ウェイ（ボーカル）（マイ・ケミカル・ロマンス）
アレックス・ベント（ドラムス）（トリヴィアム）
パオロ・グレゴリート（ベース）（トリヴィアム）
コリー・ビューリュー（ギター）（トリヴィアム）
ザ・ソールバーグ・ツヴェイタン・ファミリー（バッキングヴォーカル）
ハイジ・ソールバーグ・ツヴェイタン（バッキングボーカル）
全体の印象としてソフト。日本的な要素はアルバムカバーとアルバムタイトル、曲名には強く感じられるが、音を聴く限りはさほど日本らしさは感じられない。
イーサーンが参加しているという事で、この部分はシンフォニックでもあり、エンペラーっぽいなあという箇所がいくつもある。それ以外はブラックメタル的な要素はあまりない。
クリーンヴォイスで、ミドルテンポで歌うところなどはほとんど、エクストリーム的な要素はそれほど多くない。メタルコア的で、ボーカルがヒーフィーなので、トリヴィアムに聴こえてくる。
トリヴィアムファンには受け入れられやすいと思う。
非常に作りとしてはまともに仕上がっており、面白い作品である。
Ibaraki – Rashomon
Mari’s score 79/100 pts.
Ibaraki is a solo project by the American band Matt Heafy (Trivium) (guitarist / lead vocal).
He had a plan for 10 years to do Norwegian-style black metal under the project name Mrityu.
Ihsahn (Emperor), who is also a guest musician and producer of this work, recommended that he use Japan as one of his roots. So he made it an extreme progressive metal sound with Japanese and black metal elements and renamed it Ibaraki. This name was given to the demon by the name Ibaraki Douji.
This is the debut album under the name of Ibaraki, released in May 2022.
Guest musician is Nergal (vocals) (Behemoth)
Gerard Way (vocals) (My Chemical Romance)
Alex Bent (Drums) (Trivium)
Paolo Gregoletto (base) (Trivium)
Corey Beaulieu (guitar) (Trivium)
The Solberg Tveitan family (backing vocals)
Heidi Solberg Tveitan (backing vocals)
This album is soft as an impression. Japanese elements are in the album cover, album title, and song title. However, when I listen to the sound, I don’t feel much Japanese.
With guest Ihsahn, this part is also symphonic, and there are some emperor-like parts. And there aren’t many black metal elements.
Heafy sings middle-tempo songs with clean voice, and there aren’t many extreme elements. It’s metalcore-like and the vocals are Heafy, so it sounds like Trivium.
I think it’s easy for Trivium fans to accept.
It’s a very decent work, and it’s an interesting work.
